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バリスタユニット「Let It Be Coffee」の2人が選んだフリーランスという選択肢 | rooVeR [ルーバー]

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バリスタユニット「Let It Be Coffee」の2人が選んだフリーランスという選択肢

フリーランスのバリスタとしてコーヒーユニット「Let It Be Coffee(レットイットビーコーヒー)」を組み、日々活動するてつおさんともとこさん。 2人はスターバックスやブルーボトルコーヒーの日本第1号店でバリスタとしてのキャリアを積んだ後、フリーランスでバリスタの道をスタートしました。現在は店舗を構えず、曜日ごとにさまざまな場所でコーヒーを淹れています。今回は多摩川のほとりに週末限定でお店を構える「SOTO KAWADA(ソトカワダ)」でお話を伺いました。

週末限定で多摩川のほとりに出現するコーヒーショップ

──てつおさん、もとこさん。お久しぶりです!先日の「私立珈琲小学校」の取材で初めてお会いして以来ですね。

てつおさん「お久しぶりです!今回は和泉多摩川まで足を運んでいただいて、ありがとうございます。」

──目の前の多摩川を眺めながらコーヒーが飲める、素敵なロケーションですね。

もとこさん「ね、最高でしょ!」

てつおさん「狛江市の活性化を目的に地元に住む人が中心になって立ち上げた団体『comaecolor(コマエカラー)』さんが企画した、週末限定のカフェ&コミュニティスペースが、ここ『SOTO KAWADA(ソトカワダ)』です。市内で唯一の旅館『川田旅館』の外にウッドデッキを作り、こうしてコーヒーを淹れさせてもらっています。」
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via ヒャクマンボルト
──ここソトカワラで働き出したきっかけを教えてください。

もとこさん「この企画のお話を我々に頂き、最初の打ち合わせでコンセプトブックを見せて頂いた瞬間 『こんなのやりたかったんです!』と意気投合したんです。コーヒーが目当てのお客さんだけでなく、 お散歩中の人がプラッと立ち寄ってくれたり、たくさんの出会いがあって本当に楽しいです。」

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via ヒャクマンボルト

出会いはスターバックス

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via ヒャクマンボルト
──2人のこれまでの経歴を教えてください。

てつおさん「バリスタとしてのキャリアはスターバックスからです。『インスパイアード バイ スターバックス 玉川3丁目店(現:ネイバーフッド アンド コーヒー 玉川3丁目店)』の店長など、アルバイトから含めるとスターバックスでは15年間ほど働きました。その後清澄白河にオープンした『ブルーボトルコーヒー』の日本第1号店で店長として2年間働き、今年の2月にもとこちゃんと『レットイットビーコーヒー』を始めました。」

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via ヒャクマンボルト
もとこさん 「私はもともと地元大阪のラジオ局でアシスタントディレクターをしていたんですが、もっとダイレクトに人と接する仕事をしたいと思うようになり、ずっと好きだったスターバックスへの転職を決意しました。 東京に来るきっかけがあり、仲間やお客様を繋げて皆が笑顔になるイベントを常に出来るような店舗を探していました。

そのとき、当時てつおさんが店長をしていた『inspired by STARBUCKS』に出会い、スタッフ皆が生き生きと楽しそうに働く姿を見て『私もこのお店のそばで影響を受けて働きたい!』と思ったんです。 すると運命的に近所にオープンする新店の募集があり、即決です!その後、お店に通っているうちにてつおさんと交流するようになりました。」

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──てつおさんにとって、もとこさんは最初どんな印象でしたか?
てつおさん「お客さんとしてお店に来た時から魅力を感じました。いつも笑顔で明るくて、私だけでなく、彼女と話すと誰もが一瞬で彼女のファンになってしまうんですよ。それで『いつか一緒に働きたい』と思うようになり、ブルーボトルコーヒーへもとこちゃんを誘ったんです。」

フリーランスのバリスタとして生きていくということ

──2人は今年の2月にブルーボトルコーヒーを辞めて『レットイットビーコーヒー』を始めたわけですが、なぜ企業を離れてフリーランスになったのですか?

てつおさん「以前から『いつかは独立したい』という気持ちがあったんですけど、一番の キッカケは、もとこちゃんの才能に惚れ込んだからですね。 彼女は接客の天才だと思うので、その個性をありのままに生かして欲しいんです。僕は黒子に徹してでもいいから『彼女がもっと輝ける場所 をつくりたい』と思いました。その思いで独立を決意しました。」
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via ヒャクマンボルト
──私も初めてもとこさんとお会いしたとき、ビックリしました。こんなふうに全開で笑える人が世の中にいるんだなあと。

てつおさん「すごいですよね。仕事をしていないときもこの調子で変わらないのがもっとすごいです(笑)。」

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via ヒャクマンボルト
──フリーランスになって良かったと思うことはなんですか?
てつおさん「企業に所属していない僕らの強みは、好きなロースターさんから、好きな豆を仕入れられることだと思います。今は三軒茶屋の『Coffee Wrights(コーヒーライツ) 』と、大阪の『LiLo Coffee Roasters(リロ コーヒー ロースターズ)』の豆を使っています。

コーヒーライツは、焙煎士さんが以前一緒に働いていた仲間だったり、リロコーヒーはもとこちゃんの地元のお店だったり、味はもちろんのこと、人柄や生き方も含めて共感、尊敬できる人が焼いている豆なので、いつも自信を持ってコーヒーを淹れています。」

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via ヒャクマンボルト
──逆に、フリーランスならではの苦労や悩みはありますか?

てつおさん「そうですね…移動の時の荷物が重いことくらいでしょうか。すべてスーツケースに入れて電車移動なので、結構大変です。フリーランスになる前は色々悩みもありましたが、独立してからは驚くほどノーストレスです。」

──正直なところ…収入面ではどうですか?

てつおさん「それは企業に属していたときの方が断然安定していました。今は日によって売り上げも違いますし、それが収入に直結するので決して安定はしませんが、僕らにとっての幸せを考えた時に、そこは全く問題じゃないですね。毎日自分たちが好きな人たちと関わりながら、好きな場所でコーヒーを淹れることができる。これほどの幸せはありません。」

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コーヒーで人と繋がる

──最後に、2人のこれからの夢を教えてください。

てつおさん「いつかは自分たちのお店を出したいです。2人の手が届く範囲でできるような大きすぎない店で、カウンター席を必ず設けます。そこで、たくさんの人に彼女と接してほしいですね。きっと笑顔になって帰ってもらえるはずです。

ただ、もう少し時間がかかると思うので、それまではソトカワダのように今いただいているお仕事をしっかりと形にしていきたいです。」


もとこさん「フリーランスになってから、すでにたくさんの夢が叶っています。その中でも今一番思っているのは、長い目で見て『一生人と接する仕事をしていきたい。』ということです。

今はお店を持たず、コーヒー豆を焼いてもらったり、場所も用意してもらっているので、私たちには何もありません。だからこそ、目の前にいるお客さんに対して、自分は何ができるのかということを大切に考えています。これからもてつおさんと2人で、人生のできるだけ長い時間を人と接していきたいです。」

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via ヒャクマンボルト
2人に会ったとき、大切な人の顔が頭に浮かびました。今度来るときは大切な人を連れてきたい。この2人に会わせたい。そんなふうに思えるコーヒーユニット、レットイットビーコーヒー。

現在、月曜日は入谷の「Davide Coffee Stop」、水曜日は代官山の「私立珈琲小学校」、木曜日は永田町のシェアオフィス「midori.so nagatacho」、金曜日は中目黒の企業「Wieden+ Kennedy」、そして週末はここソトカワダでコーヒーを淹れ、その他のワークショップやイベントにも出店しています。

あなたもぜひ一度、2人の笑顔に会いに行ってみてはいかがでしょうか。
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via ヒャクマンボルト
「Let It Be Coffee」
Facebook:https://www.facebook.com/letitbecoffee/?fref=ts
Instgram:https://www.instagram.com/letitbecoffee/?hl=ja

ライター:下條信吾
撮影:インディ
編集:ヒャクマンボルト

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