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雨の日も風の日も、雪の日も…ハシビロコウが動かない理由に納得せざるをえない件 | rooVeR [ルーバー]

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雨の日も風の日も、雪の日も…ハシビロコウが動かない理由に納得せざるをえない件

彫刻のようにじっとして動かないといわれるハシビロコウは、本当になかなか動いているところを見るのが難しい鳥です。そんな彼らも獲物を捕まえるときはすごい早業を見せてくれます。強面でクールなハシビロコウのさまざまな表情をご紹介します。

なんだろう…強面なのにすごくかわいい…

飼育員さんにアピールするハシビロコウさん - YouTube

のんびりと毛繕いをしていたハシビロコウさんですが 飼育員さんが近くを通ると嘴を鳴らしてアピールします。
「動かない鳥」として有名なハシビロコウは、東・中央アフリカの湿地帯にいるペリカンの仲間です。
とにかく大きいんです!身長は110~140 cm、大きなものになると約150 cm。青みを帯びた灰色の羽毛に太くて強い首、長い脚、広い翼と堂々としていますね。
gettyimages (116493)

ハシビロコウとは、この大きなクチバシという意味なんです。

一番の特徴は巨大なクチバシ。これ、長さは約22 cm、幅は約10 cmもあるんですよ!名前のハシビロコウも「クチバシが広いコウノトリ」の意味なんです。
gettyimages (112952)

基本的には単独で行動します。あの巨大なクチバシで湿地帯にすむ魚や、時にはカエルやトカゲ、ワニの子どもを捕まえて食べます。
見た目がちょっと強面ですが、よくよく見ればどことなくユーモラスでもあり、クールな鳥です。

雨が降ろうが雪が降ろうが、頑として動かない!

ハシビロコウはよく「彫刻のように動かない」といわれますが、実際、どれくらい動かないのでしょうか?
動物園へ行ってハシビロコウを見てきた人の話をまとめると、ゆうに5~6時間は動かないでいるとか!
thinkstock (116468)

動物園に行けば、晴れの日も土砂降りの雨の日も雪の日も微動だにしないハシビロコウが見られますよ。

shoebill、土砂降りでも動じないハシビロコウ@上野動物園 - YouTube

撮影日:2016/08/20 アサンテだけは雨が小降りになってから出てきましたが、後の四羽は雨に打たれて立ち尽くしていました。

どうしてこんなにも動かないの?

→それがハシビロコウの狩りスタイルだからなんです。

ハシビロコウは湿地帯にいる「マンバ」という大型の肺魚が好き。ところが、マンバは大きいもので1 mもあり、捕まえるのはなかなか大変なんですよ。いったん潜ってしまうと捕まえるのは困難。ですから空気を吸いに水面に上がってくる瞬間を狙います。
その間、ハシビロコウは警戒されないように身動きせずにじっと待つのです。
動かないのは獲物を捕る戦略からだったんですね。
gettyimages (116491)

魚が警戒しなくなって近づいたところで狙いを定めます。そして次の瞬間、脅威のスピードで正確にパクッ!なんと1匹丸々頭から飲み込んでしまうのです。

だから、ハシビロコウは警戒されないように身動きせずにじっとしていたのですね。

えっ?キャラ崩壊!?ハシビロコウの貴重な動く姿

1日のほとんどをじっとしているハシビロコウですが、たまに動くこともあります。特に飼育員さんが近くにいるときは貴重なチャンスかもしれません。それはハシビロコウがお辞儀をするかもしれないから。
このお辞儀は、挨拶や求愛などの意味で行うんです。お辞儀と同時にクラッタリングといってクチバシをカタカタ鳴らすこともありますよ。

shoebill ハシビロコウ クラッタリングとあいさつ - YouTube

2016年9月7日 掛川花鳥園のハシビロコウ 飼育係さんにクラッタリングとお辞儀お辞儀で ご挨拶。
そして運が良ければこのようなレアな場面に遭遇することも。
ハシビロコウがあたりをキョロキョロ見回したり、羽をバタバタしだしたり。さらには突然不思議なノリの「全身ブルブルダンス」をしたり…
(動画ない、2:29あたりからブルブルダンスを見ることができますよ。)

shoebill、ハシビロコウの飛翔、水飲み、ブルブルなど - YouTube

撮影日:2014.8.30 この日のシュシュ・ルタンガは、非常に活発に動いていました。
翼を広げて飛ぶ姿が見れたり…!
gettyimages (116494)

こんな場面を目撃できたら、あなたはかなり運がいいといえるでしょう。
ハシビロコウは動かなくても動いても見ごたえがありますね。

おまけ 彼らが動かない理由はもうひとつあった。

ハシビロコウは結構大きな魚を食べるので、消化に時間がかかるんです。

ところがこれからが大変なんです。丸飲みした魚を消化しなけらばならないのですから。
ハシビロコウは通常50 cm前後、時には1 mもの肺魚を捕まえます。当然、消化するのにも大きなエネルギーを使うのです。
このため飲み込んだ魚を消化する間、数時間じっとしてなくてななりません。幸いハシビロコウがすんでいる湿地帯には彼らを襲うような敵はあまりいません。
だから安心してじっと動かずにいられるのです。

ハシビロコウが動かない理由、わかりましたか?

ハシビロコウがどうしてここまで動かないのかこれで納得ですね。
強面だけどカッコイイ大きな鳥ハシビロコウを見に動物園に行ってみませんか?
text:lyrica

ハシビロコウは、ここの動物園で見られるよ!

【上野動物園】
5羽のハシビロコウが飼育されています。広いスペースで飛んだり水浴びしたりするハシビロコウを見られることもありますよ。
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/

【高知県立のいち動物公園】
2羽のハシビロコウが飼育されています。西日本で見られるのはここだけ!
http://www.noichizoo.or.jp/

【千葉市動物公園】
2羽のハシビロコウが飼育されています。名前がオスが「じっと」、メスが「しずか」です。
http://www.city.chiba.jp/zoo/

【伊豆シャボテン動物公園】
世界最高齢のオスのハシビロコウのビルがいます。推定47歳以上だそうです。
http://shaboten.co.jp/
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