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ポール・バセット氏直伝!バリスタ歴11年のベテラン──『Paul Bassett』ブランドマネジャー・バリスタ池田準さんインタビュー | rooVeR [ルーバー]

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ポール・バセット氏直伝!バリスタ歴11年のベテラン──『Paul Bassett』ブランドマネジャー・バリスタ池田準さんインタビュー

2006年の「Paul Bassett 新宿」の開業に携わり、バセット氏から直接トレーニングを受けた池田準さん。今や優秀な後輩を育て上げる熟練バリスタですが、昔はコーヒーが飲めなかったとか。池田さんが同店とともに遂げてきた成長とは?

もともとコーヒーが飲めなかった池田さんが、バリスタを目指しコーヒーを極めようと思った理由。

P.M.A.トライアングル (130650)

via P.M.A.トライアングル
──池田さんが、バリスタになろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
「これを話すとみんなに驚かれるんですが、私はもともとコーヒーが飲めなかったんです。そんな私がバリスタを目指そうと思ったきっかけは、はじめてエスプレッソを飲んだとき、そのあまりのおいしさに感動したから。

それまで飲んでいたコーヒーとはまったく違う味わいに触れて、コーヒーを極めたいと思うようになったことがきっかけでした。」

スペシャルティコーヒーのカルチャーを根付かせることに苦労した、Paul Bassett新宿の草創期。

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via P.M.A.トライアングル
──オープン以来、「Paul Bassett新宿」の成長を支えてきた池田さんが、これまでを振り返って最も苦労したのはどんなことですか?
「立ち上げからしばらくの間は、当時日本ではあまり馴染みのなかったコーヒーの美味しさを伝えることが、本当に難しかったです。深煎りコーヒーの味わいに慣れていた多くの人に、どのようにすればポール氏が提案する新たなコーヒーのおいしさを知っていただけるか。その課題に向き合う日々は苦しかったですね。」

自分が育てた後輩や仲間が評価されたときが、努力が報われたと感じる瞬間です。

P.M.A.トライアングル (115555)

via P.M.A.トライアングル
──それでは、これまでで一番嬉しかったことはどんなことでしょうか?
「バリスタの育成も行ってきましたが、育てた後輩バリスタや仲間が、お客様から評価されたときが最も嬉しいですね。
バリスタは、お客さまと直接のコミュニケーションを取れるのが醍醐味の仕事です。そうしたやりとりの中でお客さまの笑顔が見られたり、お褒めの言葉をいただけたりしたときは本当に嬉しいもの。とりわけ、自分が育てた後輩が褒められたときは、チームの一員としてその喜びを一緒に分かち合っています。」

今なお新しい美味しさを追求するポール・バセット氏とともに、お店をつくっている責任感。

P.M.A.トライアングル (115522)

via P.M.A.トライアングル
──ポール・バセット氏本人からは何かアドバイスを受けていますか?
「ポールが来日した際には、テイストのチェックや焙煎のアドバイスを受けています。先日は、フィリピンのマニラに新店舗をオープンさせたんですが、私もポールとともに立ち上げに参加しました。
3週間にわたってマニラに滞在し、スタッフの育成や新しいレシピ作りに携わってきました。気候や水、ミルクによってもコーヒーの味わいは大きく変わるので、ブランドとして表現すべきコーヒーの味わいがしっかり再現できているかどうか、よく確認してきました。
それにしてもいつも驚かされるのは、ポール氏の探究心旺盛なところ。会うたびにコーヒーの新たなおいしさを見つけている点は尊敬に値します。」

実はあのカフェも?サードウェーブを牽引する優秀なバリスタを輩出し続ける秘密。

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via P.M.A.トライアングル
──業界でもレベルの高さとその厳しさで有名な『Paul Bassett』のバリスタ育成の課程ですが、バリスタになるまでどれくらいの年月がかかるんですか?
「一人前のバリスタになるまでは、最低でも1〜2年はかかります。『Paul Bassett』では、バリスタになるために8項目の試験をクリアしなければなりません。

筆記テストやマシンを使ったテクニカルな部分をはじめ、さまざまなチェックを受けます。
今、日本でサードウェーブコーヒーブームの主役となっている小さなコーヒースタンドのバリスタにも、『Paul Bassett』卒が実は結構いるんですよ。彼らの活躍ぶりを見れば、うちで積んだ経験が生きていることがよくわかります。」

バリスタが働けるフィールドをどんどん広げていけたらいいなと考えています。

P.M.A.トライアングル (115532)

via P.M.A.トライアングル
──最後に今後の目標を聞かせてください。
「『Paul Bassett新宿』では、自家焙煎のコーヒー豆の販売も行っているんですが、ご自宅で店と同等の味わいのコーヒーを抽出するのはなかなか難しいもの。ですから、バリスタの技術がなくても誰もがおいしく淹れられる、お客さま目線に立った焙煎度合いのコーヒー豆を販売していきたいと考えています。
それから『Paul Bassett』に勤めるバリスタのみんなが、より幅広く活躍できるようにフィールドを増やしたいと考えていますね。まだ公開できないことも多いですが、今後の『Paul Bassett』の新たな展開にもぜひご期待ください!」

バリスタ世界チャンピオン、ポール・バセット氏によるサードウェーブの先駆的カフェ「PAUL BASSETT 新宿」

バリスタ世界チャンピオン、ポール・バセット氏によるサードウェーブの先駆的カフェ「PAUL BASSETT 新宿」
「PAUL BASSETT 新宿」がオープンしたのは2006年。当時はシアトルスタイルのカフェの全盛期。そんな中でスペシャルティコーヒーのおいしさを広めることに地道に尽力してきたのが同店でした。優秀なバリスタを数多く輩出し、今なおコーヒー通に愛されているわけとは?
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