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ちょいエロ界に天才小学生ハンターあらわる!?野澤ゆき子『江口くんは見逃さない』第1巻

野澤ゆき子さんが月刊コミックゼノンで連載中の『江口くんは見逃さない』第1巻が発売。どこにでもいる普通の小学生ながら、天性の嗅覚でお姉さんたちの一瞬のラッキースケベを目撃してしまう、ちょいエロ界のプリンス・江口くんの天才ぶりをご紹介します。

ちょいエロは2次元ワールドのお約束

空から美少女が落ちてきたり、好きな女の子となぜか狭いロッカーで二人きりになったり…。マンガやアニメなど、創作の世界ではたびたび起こる“ちょいエロ”。現実の世界では奇跡というか、もはや都市伝説の類(と勝手に思っているの)ですが、このハプニングに異常なほどあこがれを抱いているのが男というもの。あるわけがないと分かっていても、心の奥底でつい期待してしまう、悲しい生き物なのです。
それはさておき。このたび、そんな全世界の男性たちの憧れと嫉妬を一身に集めそうなミラクル小学生がマンガ業界に降臨しました。

ちょいエロを愛し、ちょいエロに愛された小学生

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©野澤ゆき子/NSP 2013
江口一(えぐち・はじめ)。小学5年生の10歳。分厚そうなメガネに七三分けのヘアスタイルというサラリーマン風の見た目を除けば、どこにでもいそうな普通の少年です。ただ彼は他のみんなと少し違います。なんと江口くん、日常に隠れているふとした“ちょいエロ”を見逃さないハンターなのです!
…というテーマを描いた作品こそ、今回ご紹介するマンガ『江口くんは見逃さない』。月刊コミックゼノン(徳間書店)で野澤ゆき子さんが2014年より連載中の作品ですが、4月20日に第1巻が発売されました。
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江口くんがひたすらラッキースケベに遭遇する物語

ストーリーは、江口くんがお姉さんのラッキースケベをひたすら目撃するだけと、いたってシンプル。モンスターを料理して食べる『ダンジョン飯』や、好きな男子をひたすらからかう『からかい上手の高木さん』にも通じる分かりやすさです。構成もだいたい決まっているのですが、ここで基本的なパターンをおさらいしてみましょう。
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©野澤ゆき子/NSP 2013
友達や家族と、ごくありふれた日常を過ごしている江口くん。…と、そこへ一人の女性が現れます。たとえば第1話では、彼氏にデートの約束をすっぽかされたお姉さんがゲスト。公園のベンチでひとりやさぐれていた彼女を見かけた江口くんは、お姉さんをボール遊びに誘います。お姉さんは傷心の腹いせに思いきり遊ぶことに…。
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©野澤ゆき子/NSP 2013
そして汗だくになった彼女は公園の水飲み場へ。遊びにつき合わされてクタクタの友人たちを尻目に、江口くんだけはその一瞬のラッキースケベを見逃しません。彼女の無防備な瞬間をみごと目に焼き付けた江口くんは、ただ微笑みながらコクンとうなずくのでした。
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©野澤ゆき子/NSP 2013

ちょいエロだけでなく、江口くんに癒されるストーリー

女性に限らず、人は子供や気のおける相手にはついつい隙を見せてしまうもの。苗字からサンズイを取ると「エロ」になってしまう江口くんですが、その性格は子供らしい純真かつ優しい心の持ち主で、女性に対する下心は微塵も感じられません。…いや、本当はあるかもしれませんが、分厚いメガネのおかげでうまくカモフラージュされています。
コミックゼノン|「よこしまな江口くん」 (143750)

via コミックゼノン|「よこしまな江口くん」
実はこのマンガ、野澤さんがコミックゼノン主催のマンガ賞「マンガオーディション」の受賞を皮切りに、2013年より不定期連載を始めた作品『よこしまな江口くん』をリモデルしたもの。

前身となった『よこしまな江口くん』も単行本化されていますが、たしかに当時の江口くんは“よこしま”というタイトルの通り、ちょいエロの瞬間を狙ってる説がありました。でも、新しくなった『江口くんは見逃さない』は、江口くんが歩けばちょいエロに出くわす、というくらい超然としたイメージ。時間や天候すら味方につけた江口くんのちょいエロセンサーはまさに神の領域です。

それに彼のちょいエロ遭遇シーンは、あくまで女性をお手伝いしたときや、やさしさを見せたときに起きる偶然の産物。ただのスケベマンガと思いきや、がんばる女性たちに手を差し伸べる江口くんにちょっぴり心が温まる…かもしれません。

女性マンガ家が描く、魅力的なお姉さん&桃源郷

登場する女性キャラクターは、学校の先生や通りがかりのOL、江口くんの姉の友人、通学中の女子高生などさまざま。江口くんがラッキースケベに遭遇するシチュエーションもいろいろあって、引き出しを開けようと前にかがんだときや、満員電車でおしくらまんじゅうになったとき、ブラウスのボタンがはじけ飛んだときなど多種多様。その頻度はおよそ4ページに1ショットとなかなかのハイペースです。よくもまあこんなにバリエーションを思いつくなと感心してしまいそう。
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©野澤ゆき子/NSP 2013
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©野澤ゆき子/NSP 2013
作者の野澤ゆき子さんは、その名のとおり女性マンガ家さん。第1巻の巻末では『江口くんは見逃さない』を描いた舞台裏について少し触れていますが、クスッとほほえましい内容ながら、男性視点だと気づかないポイントになるほどなぁと納得したり。ただ、本当にちょいエロが再現できるのか自分が実験体になるくだりは、思わず「何やってんの」とツッコんでしまいました。
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©野澤ゆき子/NSP 2013

まだまだ江口くんが見逃せない

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©野澤ゆき子/NSP 2013
江口くんという嫌味がなく完成されたキャラクターに加え、ストーリーも確立されているので読みやすく、アイデア次第でいろいろなシチュエーションのちょいエロがまだまだ見られそうな『江口くんは見逃さない』。よこしまな心が拭いきれないオトナの一人として、天才少年・江口くんのこれからの活躍に期待しています。

『江口くんは見逃さない』第1巻

著者:野澤ゆき子
発売日:2017年4月20日
価格:583円[税込]
発行:ノース・スターズ・ピクチャーズ
発売:徳間書店
©野澤ゆき子/NSP 2013

2013年12月より月刊コミックゼノンで連載中

野澤ゆき子@4月20日江口君単行本発売 (@nozawayukiko) | Twitter

野澤ゆき子@4月20日江口君単行本発売 (@nozawayukiko) | Twitter
The latest Tweets from 野澤ゆき子@4月20日江口君単行本発売 (@nozawayukiko). OL兼漫画家。月刊コミックゼノン「よこしまな江口くん」改め「江口くんは見逃さない」不定期連載中。まんがタイムジャンボ「イヤよイヤよも好きのうち」ゲスト掲載中。ピクシブコミックに江口君載ってます。→https://t.co/S8khS4tkCO 連絡先→haikarayukiko@gmail.com. 愛知出身 浦和在住

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コマツ
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KADOKAWAのエンタメ系情報誌で編集者を経て、フリーに転向。 得意分野は漫画を中心に、映画やアニメなどインドアエンタメが中心です。

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