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コーヒーは「薬」として珍重されていた!知られざるコーヒーの起源とは?

今では当たり前のように飲まれるようになったコーヒー。しかし昔は、薬として位置付けられている、大変貴重なものでした。今回はこのコーヒーの歴史と効果、そして同じように飲料としてなじみ深い紅茶との関わりについてお話しします。

その昔、コーヒーは「薬」だった!

コーヒーは実は「飲み物」としてではなく、「実を食べるもの」と考えられていました。
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6世紀ごろのことです。あるとき、ヤギがコーヒーの実を口にしたところ、非常に興奮したそうです。そこで、ヤギを飼っていた人間が修道院に伝えたところ、その効力が認められ、修道僧が夜のお勤めのときに、コーヒーの実を眠気覚ましにかじるようになりました。

これが、コーヒーが薬として扱われるようになった理由と言われています。
実は、このようなエピソードはアラビアにもあります。

いずれの場合も、コーヒーの実をかじったことにより「眠気が覚めた」、「疲労感が癒えた」という伝承であり、コーヒーの実の持つ効力がとりあげられた話です。

現在でもコーヒーを眠気覚ましに飲む人は多いと思われます。今でこそ「カフェインは眠気覚まし」という考え方が一般的になりましたが、その概念がなかった当時の人にとっては、不思議な神の薬に見えたことでしょう。
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コーヒーが「薬」として扱われていた時代から、現在のように「嗜好品」に至るまでにはどのような変遷が合ったのでしょうか。

コーヒーの実が見つかったのは6世紀ごろのエチオピアだといわれていますが、それが「飲み物」として使われるようになったのは13世紀ごろだと考えられています。

現在も研究が進められているコーヒーの「効果」について

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「飲み物」である前に「薬」であったコーヒー。現在でも、眠気覚ましや集中力の向上、自律神経を高めるためのもの、あるいは生活習慣病に効果があるのではないか、などと考えられており、その研究も進んでいます。

なかには賛否両論があるものもありますが、コーヒーという不思議な飲み物が、私たちにさまざまな効果を与えてくれることは事実です。

紅茶にもさまざまな効果があります

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実はコーヒー同様にファンの多い「紅茶」もまた、薬として使われてきたという経緯があります。

17世紀ごろにヨーロッパに渡った紅茶は、「東洋の薬」「病気を直してくれる飲み物」として、上流階級の人間に愛されました。
紅茶の持つタンニン(紅茶ポリフェノール)はコレステロールをコントロールする力を持ちますし、コーヒーと同じようにカフェインも有しています。

ですから覚醒効果もあり眠気覚ましとしても有効です。さらには各種のビタミンも含んでおり、体の調子を整えるのにも最適…。

このようなことから、紅茶もコーヒーと同じように珍重されたのです。
私たちの生活において、コーヒーはすでに欠かすことのできないものとなっています。そしてそのコーヒーと対をなすものとして紅茶があります。

しばしば「コーヒー党」「紅茶派」と分けて語られることが多いこの2つですが、その起源をたどれば、両方とも「薬」として扱われていた、というのはちょっと面白い話ですよね。
text:鍋谷萌子
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