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コーヒーをもっと分かりやすく! もっと親しみやすく!──「LiLo Coffee Roasters」中村圭太さんインタビュー

コーヒー好きのヘアサロンオーナーの誘いで、2014年のサロンオープンと同時に「LiLo Coffee Roasters」の店長兼ロースターとなった中村さん。飲食業に従事してはいたものの、それまでコーヒーは「趣味で楽しんでいただけ」だったそうで…?

美味しいコーヒーが飲めるヘアサロンが転じてコーヒーショップに

大阪・ミナミの隠れコーヒー激戦区「アメ村」で、最近話題の「LiLo Coffee Roasters」。お客さんの好みやその日の気分に合わせて、18種類の豆の中からぴったりの一杯を提供してくれます。

生豆を焙煎し、豆の味を決める同店の「ロースター」であり、店長でもある中村さんに、「LiLo Coffee Roasters」のコーヒーについてはもちろん、コーヒーをもっと気軽に楽しんでもらうための取り組みについても語っていただきました。
トライアウト (127019)

via トライアウト
──「LiLo Coffee Roasters」の前にもコーヒー店を?
「いえいえ。飲食業界で様々な仕事をしてきましたが、コーヒーには携わっていなかったんです。個人的に好きだったので、10年ほど焙煎機を試したり、自分で焙煎してみたり、趣味として楽しんでいました。仕事としてコーヒーと向き合ったのは、『LiLo Coffee Roasters』が初めてです。
高校の時の同級生が、このビルの3階でヘアサロンを経営しているんですが、彼もコーヒー好きなんです。サロンでこだわりのコーヒーを出していたところ『コーヒーのおいしいヘアサロン』として話題になって。『じゃあ1階でコーヒーショップをやろう!』ということになって、僕に声がかかったんです。」
トライアウト (127020)

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──最近はアメ村にもコーヒーショップが増えましたね。
「2014年に『LiLo Coffee Roasters』がオープンして2年半。当初はロースターを併設したうちのようなコーヒースタンドは少なかったんですが、最近、増えてきましたね。もうしばらくはブームが続きそうです。」
トライアウト (127022)

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フィリピン、インドネシア…アジアで見つけた美味しい豆も

──競合店が増える中、「LiLo Coffee Roasters」の特徴は、やはりコーヒーのバリエーションの豊富さ!
「そうですね。現在、豆が18種類。先月視察に行ったフィリピンで、良いローカルビーンズを見つけたので、今後、メニューに加えようと思っています。抽出方法はペーパードリップ、メタルフィルターのドリッパー、エアロプレス、フレンチプレス、エスプレッソ。
最近登場したアメリカンプレスを加えて6種類です。焙煎時の条件やその後のエイジングによっても味は変わるので、バリスタはお客さんの気分や好みを聞き出し、豆の状態とのバランスを見て、おすすめの一杯を提供します。」
トライアウト (127023)

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──中村さんは、“ロースター”ですよね。コーヒーを淹れることもあるんですか?
「ありますよ。でもロースターとバリスタがそれぞれの分野に集中して、プロフェッショナルとしてお客さんと向き合うのが『LiLo Coffee Roasters』流。

コーヒーは「From Seed to Cup」と言われ、種からカップまでさまざまな人が関わって一杯のコーヒーになります。
コーヒー豆を育てる「生産者」。豆を選んで仕入れて来る「インポーター」。インポーターから豆の情報を聞き、適切な方法で焙煎する「ロースター」。ロースターから焙煎した豆の情報を聞き、お客さんに伝える「バリスタ」。

僕はロースターなので、インポーターから聞いた情報を基に適切な方法で焙煎し、豆のおおまかな味を決めるのが仕事です。」
トライアウト (127025)

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「店で出す分と、ホテルやレストランに卸す分があるので、ビルの9階にあるラボで、2日に1回は焙煎を行っています。1分ごとに豆の状態をチェックしながら、温度と時間、マシンの中の空気の量や流れを調整します。同じ農園で育てた同じ豆でも、年度によって全く味が違います。農作物なので、気候条件などにも影響されやすく、豆が採れない年もあるんですよ。」
トライアウト (127042)

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「だからこそ、豆の種類を多く揃えているんです。万が一、お客さんのお気に入りの豆が仕入れられなかった時にも、近い味わいの豆をおすすめすることができますからね。

最近は海外からのお客さんも多いので、アジアのコーヒー豆を増やしていきたいと思っています。
アジアのコーヒーって、あまりピンと来ないかもしれませんが、フィリピンにもいい豆がたくさんあったし、中国の雲南省や台湾にもコーヒー農園があるんですよ。ほかにもインドネシアやタイ、ラオス、ベトナム…。

新しい豆を見つけて、僕たちだからできるコーヒーを提案していけたら。アジアのコーヒーの可能性を広げていきたいですね。」
トライアウト (127044)

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バリスタとお客さんの距離感とコミュニケーションが大事

──種類が多すぎると、逆にお客さんが迷ってしまうのでは?
「コーヒーに詳しくないお客さんにも、分かりやすく伝えるのがプロ。しっかりお客さんとコミュニケーションをとって、おすすめすることを心がけています。バリスタがお客さん一人ひとりと目を合わせて会話ができる距離感を大事にしたかったので、店内は6席のみの限られた空間に。
実はメニューも敢えて分かりにくい書き方をしています。『どうやって頼めばいいんだろう?』と悩んでいるお客さんに、こちらから声をかけて『こういうコーヒーはどうですか?』とご提案する。これは機械にはできないことですよね。
あとは、一杯ごとにコーヒーの味わいをイメージさせるカードを添えて提供しています。イチゴとかチェリーとかチョコレートとか、イラストで味のイメージを掴んでもらって。

裏には、淹れたての時と、ちょっと冷めた時、冷め切った時の味の違いや、おすすめの抽出器具を記載しています。このカードをコンプリートしたいと、全種類飲んでくれたお客さんもいるんですよ。」
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──セミナーやイベントも開催されているとか?
「不定期ですが、ハンドドリップセミナーやロースターセミナーなどを9階のラボで開催しています。僕はロースターなので、コーヒー豆を買ってほしい気持ちが強くて。

淹れ方の違いやちょっとしたコツを知っていれば、家でも間違いなくおいしいコーヒーを淹れられるので、その方法はどんどん伝えていきたいですね。これからコーヒーを知りたいという人に、ぜひ参加してもらいたいです。
コーヒーって毎日飲む身近な飲み物なのに、ちょっと興味を持って知りたいと思うと、急に敷居が高くなる気がしませんか? 僕自身も異業種からコーヒー業界に入ってきて、当初はコーヒー店といえば、淹れ方や焙煎の仕方にこだわりがあって、頑固な職人気質の人が出て来そうなイメージがあったんです。」
トライアウト (127050)

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「でもこれだけコンビニコーヒーも普及してきて、気軽に飲めるものなのに、難しそうというイメージで間口を狭めてしまうのはもったいないと思うんです。『コーヒーをもっと分かりやすくしたい。』『もっともっといろんな味があることを、たくさんの人に知ってもらいたい。』セミナーやイラストカードは、そんな思いから生まれた取り組みです。
オリジナルマグやタンブラー、Tシャツなど、オリジナルグッズをいろいろと作っているのも同じ。もっと気軽にコーヒーを飲みに来てもらうのはもちろん、誰かにあげたくなったり、伝えたくなったりする仕組みが作れればいいなと思っています。」
【店舗紹介】
「LiLo Coffee Roasters(リロ コーヒー ロースターズ)」
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-10-28 心斎橋Mビル1F
電話:06-6227-8666
営業時間:11:00~23:00
休業日:無休

LiLo Coffee Roasters

LiLo Coffee Roasters
大阪心斎橋でサードウェーブコーヒーカルチャーを感じさせる自家焙煎珈琲スタンド【LiLo Coffee Roasters】スペシャルティコーヒーをメインにリロコーヒーブレンド、オーガニックコーヒー、フェアトレードなど煎りたての豆も販売するコーヒーショップ。
text:トライアウト

多彩な豆と抽出方法で自分だけのスペシャルな一杯を。コーヒーとの出会いを楽しむ「LiLo Coffee Roasters」 | rooVeR [ルーバー]

多彩な豆と抽出方法で自分だけのスペシャルな一杯を。コーヒーとの出会いを楽しむ「LiLo Coffee Roasters」 | rooVeR [ルーバー]
おいしいコーヒーを出すヘアサロンとして、アメ村で話題の「LiLo in veve」。オーナーのコーヒー好きが高じて、同じビルの1階にオープンしたのが「LiLo Coffee Roasters」です。「コーヒーの味は一期一会」。そんな言葉を実感できる、素敵な出会いが待っています。
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