ChatHead
このエントリーをはてなブックマークに追加
0

日本のコーヒーと何が違うの?スターバックスをも撤退させた「メルボルン」のコーヒー文化

世界各国でいろいろな飲み方がされているコーヒー。日本でも様々なシーンでコーヒーが飲まれていますよね。今回は、「コーヒーの街」と呼ばれるオーストラリア第2の都市、メルボルンのコーヒー事情に焦点を当ててみたいと思います。

ベースが日本と異なるメルボルンのコーヒー

rooVeR (106601)

via rooVeR
日本もかつてはドリップが主流で、喫茶店に行って初めてサイフォンのコーヒーが味わえる、それが一般的でした。その後、シアトル系カフェが進出してきたことで、エスプレッソも少しずつ知られるように。でも、どの抽出方法で入れるにしても、引き続き大多数の日本人に愛されているのは、一般家庭を見ても、あるいはカフェやコンビニを見ても、いわゆるドリップコーヒーなのではないでしょうか。
一方、メルボルンでは、エスプレッソマシンで抽出したコーヒーが一般的です。中でも、スチームで泡立てたミルクとエスプレッソで作られた「カプチーノ」や「カフェラテ(オーストラリアでは単に“ラテ”といいます)」はみんな大好き。もちろんスーパーでインスタントコーヒーも売られていますし、ドリップやサイフォンで抽出したコーヒーを出しているカフェもあります。でもやはり、エスプレッソベースのコーヒーがメルボルンスタイルなのです。

メルボルンのコーヒー文化の歴史

gettyimages (106616)

今では世界有数の「コーヒーの街」として知られるようになったメルボルンですが、コーヒー文化がここまで広まるのにどのような歴史があったのでしょうか。
もともとメルボルンの人々は、主にアルコール類を好んで飲んでいましたが、1880年代になるとコーヒーがアルコールに取って代わられるようになりました。アルコールの過度の摂取による悪環境を改善するためだと言われています。

1930年代になってオーストラリアにエスプレッソコーヒーが伝わると、それがメルボルンにおける新たなコーヒー文化の幕開けとなり、1950年代以降エスプレッソマシンが次第に広まるようになりました。
gettyimages (114182)

1960年代、エスプレッソバーが、ギャンブルや非合法な行いをする人々が集まる場所だとみなされていた時期がありましたが、1970年代に入ると、メルボルンにおけるコーヒー文化は急速な広がりを見せるようになりました。

そして1990年代には、人々が外で気軽にエスプレッソコーヒーを楽しめるカフェやカジュアルレストランが、メルボルンのさまざまな小道にたくさん姿を現すようになったのです。
ところで、セカンドウェーブが起こって次第に日本にも進出してきた「スターバックスコーヒー」。オーストラリアで1号店がオープンしたのが2000年だったのですが、早くも2008年にはメルボルンにあったスターバックスのうち7割が閉店してしまいました。その理由というのも、メルボルンの人々がそれまで慣れ親しみ、強い愛着を抱いてきたコーヒーとだいぶかけ離れていたからだそうです。

最近のメルボルンのコーヒー事情

メルボルンのコーヒーは基本的にはエスプレッソベースですが、サードウェーブの影響もあって、最近ではコーヒー豆の種類に合わせてドリップやサイフォンで抽出したコーヒーを提供するカフェも。そうしたカフェでは異なる種類の豆を用意していて、客が「単なるコーヒー」ではなく、豆そのものの味や香りの違いを楽しめるような工夫をしています。
gettyimages (114183)

それでも、圧倒的な人気を誇るのはカプチーノとラテ。どちらもミルクを使用するのですが、最近ではほとんどのカフェで数種類のミルク──低脂肪乳、ソイミルク(豆乳)、アーモンドミルクなど──が当たり前のように用意されていて、みんながそれぞれの好みに合わせて注文します。そこには、近年人々の間で高まってきている健康志向が関係しているようです。
また、多くの人々が引き続きメルボルンの正統派スタイルのコーヒーを楽しんでいるさなか、あるカフェが考案した「レインボーコーヒー」という名のカラフルなコーヒーが、ここ最近ひそかな話題となっています。今のところはそこまでメジャーになっている訳ではありませんが、「アートの街」ともいわれるメルボルンにはもってこいのトレンドかもしれませんね。
メルボルンの人たちは本当にコーヒーを愛していて、それに誇りを持ち、誰もがそれぞれこだわりのスタイルを持っています。みなさんもメルボルンにお越しの際は、ぜひ自分のお気に入りのコーヒーを見つけてみてください。
text:ともねこ
このエントリーをはてなブックマークに追加

WRITER

RECOMMEND

CATEGORY RANKING

CATEGORY RANKING

RECOMMEND

WRITER