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山本崇一朗先生コメント付き!担当編集者が語る『からかい上手の高木さん』アニメ化&スピンオフ誕生秘話 | rooVeR [ルーバー]

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山本崇一朗先生コメント付き!担当編集者が語る『からかい上手の高木さん』アニメ化&スピンオフ誕生秘話

7月12日発売のゲッサン8月号で発表後、ネット界隈で大いに盛り上がっている『からかい上手の高木さん』アニメ化ニュース。詳細は今後発表予定ですが、rooVeRでは一足早く担当編集者にアニメ化実現までの経緯を取材! スピンオフやフィギュア企画など、『高木さん』にまつわる新情報の舞台裏を紹介します。ラストには山本崇一朗先生の書面取材も!

8月号 | ゲッサンWEB

8月号 | ゲッサンWEB

7月12日に発売されたゲッサン8月号(小学館)で、ついに発表された『からかい上手の高木さん』のアニメ化。詳細は未定ですが、2018年のTV放送予定であることが明らかになっています。

さらに同じ号では、2017年2月よりゲッサン本誌とpixivで行われていたスピンオフ企画「高木さん杯」、また8月10日発売予定の『からかい上手の高木さん』第6巻の特別版で付属される高木さんフィギュアなど、『からかい上手の高木さん』にまつわる新情報はこの夏続々と登場します。

今回は山本先生を担当している小学館のゲッサン編集部・高長佑典さんに、アニメ化からフィギュア企画までの舞台裏をインタビュー。さらに山本崇一朗先生ご本人の書面コメントと一緒にご紹介します!

『からかい上手の高木さん』山本崇一朗先生を独占インタビュー!【動画あり】 | rooVeR [ルーバー]

『からかい上手の高木さん』山本崇一朗先生を独占インタビュー!【動画あり】 | rooVeR [ルーバー]
今回のインタビュー企画は、現在ゲッサン(小学館)で『からかい上手の高木さん』などを連載し人気急上昇中のマンガ家・山本崇一朗先生が登場!全3回となる前編では、先生が描くイラストメイキング映像も公開!

アニメスタッフの熱意がすごく伝わってきました

――アニメ化おめでとうございます。今はどんな状況ですか?

高長さん:ありがとうございます。制作はまだ始まったばかりなので、僕もあまり把握できていませんが(笑)。ちょうどシナリオが上がってきて、キャラクターデザインや美術といった作業が進行している状況だと思います。キャストのオーディションなども少しずつ始まってきています。
――『からかい上手の高木さん』のアニメ化については、以前のインタビューで「お話はいただいている」とおっしゃっていました。そんな中で今回、実現した決め手は?

高長さん:そうですね。これまでも「アニメ化しませんか?」という問い合わせはたくさんありました。でも、実は正式にスタッフや予算といった座組みを固めてお話をいただいたのは今回が初めてだったんです。
――そうだったんですか。それはちょっと意外です。

高長さん:ネットなどを見ていると、この作品を読んでくださる皆さんがとてもアニメ化を期待されている様子が伺えたので、そのハードルの高さから二の足を踏まれていたのかもしれませんね。
――原作側がなかなか首を縦に振らなかった、という理由ではなかったんですね(笑)。

高長さん:まったくないですよ。今回も映像部のほうから「(アニメ化の)話が来ているけど、山本先生と君さえ良ければGOを出します」と言われて。僕らはそもそもノーを言う理由なんてありませんから、「ぜひどうぞ」とお伝えしました。でも、本当に原作が好きでお話を持って来られたような熱意が伝わってきたので、とても嬉しかったです。
――山本先生からは何かお願いなどはありましたか?

高長さん:山本先生はアニメの関係者と顔合わせで一度ご挨拶させていただいているんですけど、彼はすごくフラットな性格ですから、アニメはアニメのプロにお願いしますというスタンスです。

実は、その時に制作スタッフの方から作品の設定に必要なので色々聞かれたんですよ。高木さんの部活は何ですか、誕生日はいつですか、血液型は何型ですか、と。でも基本的にほとんど設定は決めていないからおまかせしますっていう(笑)。
©山本崇一朗/小学館 (177256)

via ©山本崇一朗/小学館
――(笑)。逆にそこまで設定がないのにマンガが描けていることに驚きます。

高長さん:マンガの教則本には、よく「キャラクターの履歴書を作れ」という言葉が書かれています。それはすごく大切な教えなんですが、彼の場合はちょっと異次元で。面白いっていう結果に向かってすごく真っ直ぐシンプルに突き詰めるから、必要なことしか考えてないんです。
――すごくハイブリッド感がありますね。

高長さん:本当にコストパフォーマンスのいいマンガ家だと思います(笑)。だからといって、彼が何も考えてないかと言えばそうでもなくて、むしろ純粋に面白いネタやキャラクターを日頃考えていて、そこから何ができるかを実践しているわけです。

先日も、ゲッサン新人賞で初めて山本先生に審査員をお願いしたんですが、さすが見る目があるというか、編集者のように理屈で評論するのではなく、俯瞰で見ながら作品の本質に対して的を射た意見を言っていらっしゃると思いました。だから定期的にやってね、ってお願いしましたけど(笑)。

スピンオフ企画は丸投げから始まった!?

――審査員と言えば、2017年2月に行われた「高木さん杯」で受賞した2作品がいよいよ連載をスタートしました。

高長さん:はい。アニメ化のお話をいただいたとき、僕らはマンガしか作れないから、アニメ化のGOを出すにあたって何ができるかな?と思ったときに考えたのが『からかい上手の高木さん』のスピンオフ企画でした。

初めは自分が期待している新人さんに描かせてみようと思っていたんですが、それじゃあ普通だなと。『高木さん』ってそもそも日常マンガだから、スピンオフでさらに日常をやっても面白くないだろうと思ったんです。だったらいっそ全部丸投げして、僕は上手くいかなかったときの責任だけ取れやいいやって。いい作品が集まらなかったら土下座して謝ろうと思ってました(笑)。
[pixiv] 【公式企画】小学館 ゲッサン×pixi...

[pixiv] 【公式企画】小学館 ゲッサン×pixiv 「からかい上手の高木さん」スピンオフ漫画コンテスト 作品一覧

――人気作品のスピンオフを公募するって、なかなか珍しい企画ですよね。

高長さん:「グランプリは即連載&単行本化」と言ってしまったので、弊社としても冒険だったと思います。それで最初に僕が企画して、内容を詰めているうちに、「ネットでもやった方がいい」ってアドバイスをもらいまして。たしかに山本先生はTwitterフォロワー数も多いし、ネットで人気のある作家だから相性がいい。そこから急きょpixivさんに「今まさに進んでいる企画なんですけど場所を貸して頂けませんか?」と相談してみたらすごくご協力してくださって。本誌とpixivさんと両面からそれぞれ募集をかけることになったんです。
©山本崇一朗・寿々ゆうま・稲葉光史/小学館 (177243)

via ©山本崇一朗・寿々ゆうま・稲葉光史/小学館
――その結果、選ばれたのが2作品だったと。

高長さん:ゲッサン本誌から寿々ゆうま先生の『恋に恋するユカリちゃん』、pixivさんから稲葉光史先生の『からかい上手の(元)高木さん』が選ばれた感じです。

応募自体は全体で50作品くらいとふだんより少な目でしたが、やっぱり皆さん好きで描いてくださっただけに全体的なクオリティは高かったです。三角形というよりは日本の人口ピラミッドみたいな感じで、どれもきちんと形になっている作品ばかりでした。

選考前から高い注目を集めていた『(元)高木さん』

――他にどんな作品があったんですか?

高長さん:高木さんが魔法使いになったファンタジーとか、タイムスリップものとかもありましたね。あと面白かったのは、原作の中で西片くんが好きな『爆殺‼最強サッカー‼』っていうサッカーマンガを描いてきた方もいらっしゃいました(笑)。皆さん本当に原作を読み込んで描いてきてくれて、とてもありがたかったです。
『からかい上手の(元)高木さん』稲葉光史

『からかい上手の(元)高木さん』稲葉光史

「マンガワン」で毎週土曜日更新中!
http://manga-one.com/
via ©稲葉光史・山本崇一朗/小学館
――選考もかなり迷われたのでは?

高長さん:そうですね。山本先生に読んでもらいつつ、編集部の意見を取り入れながら選ばせていただきました。『からかい上手の(元)高木さん』は選考前からすでにネットで話題になっていたので「どうするんだこれ?」って感じでしたが、実際に先生も編集部内でも「ユカリちゃん」と並んでトップの評価で。
――『恋に恋する~』も、『あしたは土曜日』のトリオがまた陽の当たる場所に出てくれて嬉しいです!

高長さん:作者の寿々さんは少女マンガ誌などで投稿をされていた方で、キャラをとっても魅力的に描く上、たしかな画力とちょっと百合っぽい視点があったりと新鮮なアプローチが評価されました。

実を言うと、今回の応募には僕が担当している新人さんにも参加してもらっていたんですが、結果的にそれを上回る作品が出てきまして。その子にはごめんなさいと謝って、この2作品を採用することになったんです。
『恋に恋するユカリちゃん』寿々ゆうま

『恋に恋するユカリちゃん』寿々ゆうま

第1話ためし読みも実施中!
http://gekkansunday.net/series/yukarichan
via ©寿々ゆうま・山本崇一朗/小学館
――なるほど。両作品とも山本先生の画をしっかり再現されているので、ひょっとしたらご自身の別のペンネームではと邪推してました(笑)。

高長さん:いやいや。お二人とも作画では十分実力がありましたが、今回、新連載するにあたって山本先生のアシスタントに入ってもらって、実際に生原稿を見てもらいながら描き方のコツを掴んでもらってます。

ちなみに『(元)高木さん』に関して言うと、「西片家の娘の名前をどうしよう?」という問題はありましたね。案の定、山本先生は名前なんて決めてなかったから、稲葉先生に「連載中に娘の名前を呼ばない親なんて気持ち悪いから、これを機会に山本先生と色々設定を決めておいで」とアドバイスして、ちーちゃんという名前が誕生したんです。

フィギュア企画は予想外の産物

――今回はアニメ化、スピンオフに続いて、8月10日の新刊第6巻でフィギュアもお目見えします。実物も拝見しましたが、付録と言うには随分クオリティが高いですね。

高長さん:こちらも企画は僕からなんですが、色々なメーカーを回っているうちにアクアマリンさんが予想以上にすごいものを作ってくださって。当初はプライズくらいのリーズナブルなフィギュアのつもりだったので、先方からいただいた企画だと予算オーバーだったのですが、出来上がったという原型を見てみたら「これは!」と。
©山本崇一朗/小学館 (177245)

via ©山本崇一朗/小学館
すぐに原型をお預かりして山本先生に見せたら、「これいいじゃないですか、やってほしいです!」って言われまして。ちょうどマンガ大賞にノミネートされて話題になった時期でもあったので、じゃあ強気で勝負しましょうと。 今思えば、彼は予算とかの事情を知らないから当然の反応だったんですけどね(笑)。
――他にもアクリルキーホルダー読者全員プレゼントなど、『からかい上手の高木さん』企画が満載です。アニメの最新情報など、今後の予定についても教えていただけますか?
©山本崇一朗/小学館 (177246)

via ©山本崇一朗/小学館
高長さん:アニメの追加情報はしばらく予定がなくて、おそらくご報告できるのは2017年秋以降になるだろうと思います。

『からかい上手の高木さん』の新しい企画としては、8月10日発売の「高木さん」6巻の他、新刊に全5種類の「高木さん」ブロマイドが付いてくる「ゲッサンフェア」を開催します。

からかい上手の高木さんプロデュース! 夏休みのデートスポット紹介サイト「ゲッサンウォーカー」PV ナレーション:高橋李依さん - YouTube

2009年5月に創刊したコミック誌「ゲッサン」は、2017年8月12日売り9月号で100号目を迎えます。それを記念して、本誌で大人気連載中『からかい上手の高木さん』がプロデュースした、「ゲッサン」連載キャラクターたちによる47都道府県のデートスポットを紹介するサイト「ゲッサンウォーカー」をOPENしました。 サイ...
高長さん:また、高木さんプロデュースの、全国47都道府県のデートスポットを紹介する「ゲッサンWalker」という特設サイトも作成中です。高木さんが出す質問に答えると、全国のデートスポットと、オススメのデートシチュエーションを診断してくれます。山本先生の描き下ろしイラストがたくさん掲載されてますので、ぜひお立ち寄りくださいませ!
ゲッサン特設サイト『ゲッサンWalker』

ゲッサン特設サイト『ゲッサンWalker』

コミックスを買って、『高木さん』特製ブロマイドをGET! 「ゲッサンフェア」開催! | ゲッサンWEB

コミックスを買って、『高木さん』特製ブロマイドをGET! 「ゲッサンフェア」開催! | ゲッサンWEB
8月10日に大人気ラブコメ『からかい上手の高木さん』をはじめとしたゲッサンコミックスが発売となります。これを記念して、対象タイトルを購入すると『からかい上手の高木さん』特製ブロマイドがもらえるフェアを8月10日より全国の一部対象書店で実施します!

ゲッサンWalker

ゲッサンWalker
【キミはこの夏、何して遊ぶ?】からかい上手の高木さんプロデュース!47都道府県のデートスポット紹介サイト"ゲッサンウォーカー"公開中!理想の夏休み診断も実施中!

山本崇一朗先生の書面インタビューもご紹介!

――累計200万部突破おめでとうございます!「全国書店員が選んだおすすめコミック」第1位、「マンガ大賞2017」ランクインなど、世間での知名度も日ましに高まっておりますが、ふだんの生活の中で実感する部分はありますか?

山本先生:ありがとうございます。人とあまり会わないので実感はないですが、たくさんの人に読んでもらえてうれしいです。

――「大福」エピソードでは、高木さんお手製のおにぎりも登場しました。彼女の料理の腕前はいかほどでしょうか?

山本先生:上手だと思います。
©山本崇一朗/小学館 (177249)

via ©山本崇一朗/小学館
――第5巻の「クリティカル」エピソードは、連載初といえる西片くんのリベンジが見られました。こちらのアイデアはどうやって生まれましたか?

山本先生:高木さんを赤面させてみようと思って考えました。気をつけたことは、せっかくリベンジできたのに西片が勝った実感を得ていないことです。
――ところで、高木さん、西片君の誕生日はいつですか?

山本先生:決まっていません。
©山本崇一朗/小学館 (177252)

via ©山本崇一朗/小学館
――恒例となった「バレンタイン」エピソードは、つづく「クラスメイトの真野ちゃん」との連動も見られておもしろかったです。バレンタインのエピソードは描いていていかがですか?(来年は中学生活4年目になってしまいそうですが)

山本先生:いろいろなパターンが描けて楽しかったです。これからもパラレルワールドとしてもっといろんなパターンを描きたいと思っています。
©山本崇一朗/小学館 (177253)

via ©山本崇一朗/小学館
――マラソンやスポーツテストなど、スポーツネタがたびたびありますが、高木さんは女子の中だと運動神経はどのくらいのイメージでしょうか?

山本先生:割といい方だと思います。

――スピンオフ企画「高木さん杯」はいかがでしたか?

山本先生:どの作品も楽しく読ませていただきました。自分のキャラが初めて他の作家さんに動かされるのをみるのが楽しかったです。

『からかい上手の高木さん』第6巻

からかい上手の高木さん 6 (ゲッサン少年サンデーコミ...

からかい上手の高木さん 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) | 山本 崇一朗 |本 | 通販 | Amazon

著者: 山本崇一朗
発売日:2017年8月10日
価格:596円(税込)
発売元:小学館

2013年にゲッサンminiで連載スタート。現在はゲッサンで連載中

©山本崇一朗/小学館

ゲッサンWEB

ゲッサンWEB
小学館の月刊漫画雑誌「ゲッサン」公式サイト。少年漫画の最前線はここにある!毎月12日頃発売!!

山本崇一朗・高木さん⑥8/10 (@udon0531) | Twitter

山本崇一朗・高木さん⑥8/10 (@udon0531) | Twitter
The latest Tweets from 山本崇一朗・高木さん⑥8/10 (@udon0531). 島生まれ島育ち。ゲッサンにて「からかい上手の高木さん」連載中。完結済→「ふだつきのキョーコちゃん」全7巻、あしたは土曜日」全2巻。落書き置き場→https://t.co/Vz4ELk6ul2 お題箱→https://t.co/aygLNREG5i
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コマツ
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エンタメ系情報誌で編集者を経て、フリーに転向。得意分野はマンガを中心に、映画やアニメなどインドアエンタメが中心です。

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